今日は中深海ジギングで使用するジグについて考察です

中深海ジギングのジグ選びについていつも考えている事をまとめてみました

いつも中深海ジギングで懐に忍ばせているジグは
次の3つの要素を意識してバリエーションを選んでいます

①グローの強さと大きさ(アピール度)
②ジグの形状(フォールのスライド幅)
③ジグの重さ(フォールスピード)
さらに次の3つの海の状況を見極めて使用するジグを選びます

④海の透明度と濁り
⑤魚の活性
⑥海底のベイト
①グローの強さと大きさ
グローの強さも実はジグの種類によってかなり変わります。
同じジグパラでもオールグローが一番輝きが強く、ドットが一番輝きが弱くなります。
そして、同じゼブラ柄でもタチジギ道場が一番強く、次いでジグパラのスローピッチ、一番弱いのがジグパラのロングスローになります。
②ジグの形(フォールのスライド幅)
ジグの形状によってフォールのスライド幅が変わります。
いつも使っているジグで比較するとタチジギ道場が一番スライド幅が小さく、その場からヒラヒラと落下します。
次にジグパラのスローピッチ、一番スライド幅が大きいのがジグパラのロングスローになります。
ジグパラのロングスローは横にスライドしたあとでヒラヒラと落ちていきます。

③ジグの重さ(フォールの速さ)
重いジグをテンションフォールでゆっくり落とすことはできても、軽いジグを海底で早く落とすことはできません

300mまでの推進であれば200gを基本に、少し重い250gと少し軽い120gか150gをバリエーションとして持っています。
これは周りに釣り人のいないSUPフィッシングだからこそですが、乗合船では300mまでは250gを基本とします。
そして使うジグを選択するときは、この3つの条件から選んでいきます。
④海の透明度と濁り
海の濁りが強い日はグローを強くします。
反対に海の濁りが弱い日は魚の警戒心が強くなるのでグローを弱くします。
特に冬の海は透明度が高くなるので、まったく発光しないノーグローのほうが釣れることがよくあります。
⑤魚の活性
魚の活性が高いときはアピールのためグローを強め、反対に魚の活性が低い日には警戒して逃げないようにグローは弱めにします。
⑥海底のベイト
海底のベイトのサイズに合わせてグローの大きさを選びます。
ベイトがイカのときはグローも大きくオールグロー、ベイトが小魚や微生物の場合はドットを選びます。
小魚のときのドットは魚の鱗だと思って使っています。
そして、釣り上げたアカムツの口からオキアミサイズのエビが吐き出される事があります。
このときはエビと同じサイズのゼブラ柄を迷わず選択します。

ジグのグローの強さ順に並べると、発光しないノーグローから始まり、グローの弱いドット、ゼブラ、オールグローという順に並びます

同じゼブラ柄でもタチジギ道場、スローピッチ、ロングスローの順にグローが強いのです。

例えば、日の出すぐの朝イチは活性が高い事が多いので、グローが強く大きなジグで、重めの200gス250g、ライド幅が大きいジグパラのロングスローを選びます。
そして誘いは上げ下げは大きくフォールも早めで誘います。
日が登りだんだんと活性が低くなってきたら、ジグのグローをゼブラに変えます。
まずは深海でも見えやすいシルバーグローから試します。
反応がなければ、海底で見えにくいゴールド系にします。
さらに反応がなければグローの弱いドットに切り替えます。
潮の流れが緩い日は波動の大きなタチジギ道場にします。
あとは夏から秋にかけて海の濁りが強い時期はグローが強いジグを選びます。
反対に冬の海の透明度が高い時期はグローの弱いドットや、ノーグローを使う事もあります。
釣れた魚の口から出てきたベイトがエビの時は、グローの大きさがベイトのエビと同じゼブラグローのジグを選び、誘いもエビが跳ね上がるイメージで階段のように細かく刻みながら誘い上げていきます





合間にストップで間合いを入れたり、大きくフォールさせて弱った餌を演出すると効果的で魚が追いかけてきているときはバイトします

ジグにイカの触れるようなアタリが出るときはオールグローのジグを使います。
最後に僕のおすすめのこれだけルアーBOXにいつも入れておけばOKのセットはこれ

ゼブラはこの2本のどちらかを1本
釣れない時に釣れる、必ず必要なのはドット
秘密兵器のタチジギ道場はパープルか、ゴールドを1本
この4本を最低限持っておけば、どんな状況でも釣れる(はず!!)
